体調を気にしている方!腸内フローラ意識してますか?

健康になりたいと思っていても、何から手をつけていいかわからない方は多いのではないでしょうか。運動をしようと思って、ジムに行ったが1ヶ月でやめてしまった。テレビの通販番組で話題の健康器具を購入したが、続かなかったなどよく耳にします。

 

そこで、今回は比較的簡単に健康につながる話題をしていきたいと思います。それは腸を整えるというものです。腸と健康というのはイメージがわかないかと思います。しかし、実は腸は健康に密接な関係があるのです。しかも、健康だけではなく性格にまで影響を及ぼすという研究結果まででいます。

今回は腸が健康にどう影響しているかを紹介します。

 

・腸の中で大切なのは腸内フローラ

腸の中で、健康に一番大きく関わっているのは腸内細菌叢です。腸内フローラとも呼ばれており、約100兆個の腸内細菌から形成しているものです。

人間の細胞が37兆個と言われていますから、いかに量が膨大な量なのかがわかります。重量で言えば約1~1.5kgにも及びます。

 

 

・腸内フローラの身体への影響

  • エネルギー産生

食べ物は胃で消化され粥状になったものが小腸で分解されます。小腸で分解された栄養素は小腸のヒダの部分から吸収されていき、血管を通り全身にいきわたります。

小腸で吸収されなかった水分と未消化物(食物繊維などを)は大腸に送られます。大腸に送られた未消化物は腸内フローラで分解されて栄養を吸収します。

 

  • かぜなどの感染症の予防

冬はインフルエンザや風邪などにかかりやすい時期です。免疫を高めて、感染症を予防しなければなりません。意外かと思いますが、免疫の大部分は腸が担っています。なんと、免疫の6~7割は腸内の免疫なのです。

 

  • 花粉症と関係している。

花粉症・アトピー性皮膚炎・ハウスダストなどで悩まれている方が増えています。

特に時期的にもスギ・ヒノキの花粉が気になる方も多いでしょう。これらの悩みも免疫が関係しているのです。花粉などのアレルギーを引き起こす物質が体内に入り、免疫が異常に反応することで花粉症などの症状がでます。

 

前述の通り、免疫の6~7割は腸管に関係しています。そのため、腸内環境を整えることが免疫を正常に保つのに大切です。特に花粉症などの免疫異常がある場合は、乳酸菌を取り入れて腸内バランスをとるとよいでしょう。味噌や特定保険機能食品などのヨーグルトをとると乳酸菌を取り入れやすいと思います。

 

  • がんとの関連性

 

腸内細菌が代謝する酵素の一部が、腸内の内容物を基質としてニトロ化合物などの発がん物質をつくることがわかってきています。

一方では、発がん物質を分解するような酵素をつくる腸内細菌の存在も確認されています。腸内では、発がんの促進と抑制の両方への関与があるようです。

 

  • 腸内環境でストレス軽減

お腹がすいてイライラした経験は誰でもあるかと思います。実は、近年の研究で腸内細菌が原因と判明していきています。これは、腸内細菌が栄養を欲して、イライラする物質を作り出し脳に信号を送っていることが原因です。

 

逆に、ストレスを感じて下痢や便秘になった経験はないでしょうか。脳はストレスを感じると消化管に信号を送り、下痢などを引き起こしているのです。このように、脳と腸内は密接な関わりがあります。

 

幸せホルモンと呼ばれるセロトニンも腸内が関係しています。腸内では、幸せに関わるセロトニンを作る前段階の物質を作っています。そのため、腸内環境が整っているとセロトニンが作られやすくなるのです。

 

腸内環境は健康や心と密接に関わっています。健康を保ちたいならば、まずは腸内環境を整えるのがよさそうです。次回は 腸内フローラを改善する7つの方法 をご紹介いたします。

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