疲労臭とは。仕事が忙しい人ほど注意な臭い

仕事が忙しいとつい無理をしがちですよね。人から仕事を頼まれると断れず、気がつけば残業。人の仕事は終わっても、自分の仕事は終わらない。そんな悪循環におちいっていませんか。

たまには、早く帰って自分をいたわらないと、「疲労臭」がでてくるかもしれません。今30代~40代の方に増えてきている臭いですので、決して人ごとではないのです。
今回は、頑張っている人に出やすい臭い「疲労臭」について紹介していきます。いったいどうやって臭いが発生するのか?と対処方についてまとめてみました。

疲労臭
疲労臭の原因は、身体に蓄積した時に出る体臭のことです。
体内から出るアンモニアが原因となっていて、それによりツンとした体臭になります。
アンモニアは、体内でたんぱく質が分解されたときにできる成分です。通常アンモニアは肝臓のオルニチン回路で分解され、無毒・無臭となって尿として排出されます。
しかし、疲労などにより肝臓の機能が弱まっているとアンモニアの分解がうまくできません。本来なら、尿として排出されるアンモニアが体内に残り血液に乗って全身にいきます。この体内を循環しているアンモニアが汗や皮膚ガスとして排出される時に、疲労臭になるのです。

疲労臭がでやすい人の傾向
・肉体疲労が多い人
外回りの営業が多かったり、重労働をしている人、休みが取れない人など
・お酒をたくさん飲む人
営業職で接待などお酒をたくさん飲んでいる人、毎日晩酌をしている人
お酒はアンモニアと同様で肝臓で代謝されます。お酒をたくさん飲むと肝臓がお酒を代謝するのに疲れてしまい肝機能の低下などにつながります。
・便秘気味
便秘をするとアンモニアを発生させる腸内細菌が増えてタンパク質からたくさんのアンモニアがつくられます。また、アンモニアを発生させる原料であるタンパク質も腸内に溜まっているため、アンモニアが発生しやすくなります。

疲労臭の予防
・睡眠をしっかりとって、よく休みましょう。
・お酒の取り過ぎには注意しましょう。
休肝日を設けたり、量を減らすなどして肝臓を休めましょう。肝臓は沈黙の臓器と呼ばれており、弱っていても症状に表れずに働いてくれます。気がついた時には、病気になっていたということもありますので、きちんと休ませてあげましょう。
・便秘の解消
野菜をしっかりととるようにしましょう。野菜には食物繊維が豊富に含まれています。善玉菌が活性化しやすくなり、腸内環境の改善につながります。
ヨーグルトや発酵食品を取るのもオススメです。腸内環境を整えて便秘解消につとめましょう。

・オルニチンの摂取
疲労臭の原因であるアンモニアは肝臓のオルニチン回路で解毒されます。そのオルニチンを取ることで、アンモニアの解毒がしやすくなります。オルニチンはシジミ、ヒラメ、キハダマグロなどに多く入っています。

・梅干し、レモンなどを積極的にとりましょう。
梅干しなどには、クエン酸が入っています。このクエン酸は疲労を解消するのに役立ちます。

・ミョウバンを利用する
ミョウバンは食品添加物として利用されたり、制汗スプレーとして利用されたり幅広く使われています。ミョウバンには殺菌作用・制汗作用などがあるのです。ミョウバンを薄めて臭いの予防などに利用されたりしています。自分で薄めて使うのは少し抵抗があるという場合は、市販のミョウバン入りのスプレーなど試してみるのもよいでしょう。

まとめ
疲労臭は肉体の疲れやお酒の飲み過ぎにより、肝臓が疲れてしまった時におこります。肝臓が疲れると、臭いの原因であるアンモニアの処理能力がおちてしまいます。本来は尿と一緒に排出されるはずのアンモニアが血液を循環し臭いとなって排出されてしまいます。
対策としては、なるべくストレスや疲労を溜めないようにしましょう。お酒も少し量を減らすなどして、飲み過ぎないように注意しましょう。

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