自己肯定感が低い人に多い先延ばしによる疲労感を防ぐ方法

・自己肯定感が低く、相手の反応を気にしてメールの返信に時間をかけてしまう方
・自分にできるのかどうか不安になり、やるべき事を後回しにしてしまう方
・やるべき事を先延ばしにして、集中力が散漫になっている方
のなぜ先延ばしをすると疲れるのか、集中力が落ちるのか?や先延ばしをやめる方法はないのか?という疑問にカウンセラー兼薬剤師が答えていきたいと思います。
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目次
1、先延ばしをすると疲れる理由
1-1、ウィルパワー
1-2、決定疲れ

2、先延ばしをやめる方法とは
2-1、バッチ処理
2ー2、姿勢を正す、変える
2-3、選択を減らす、決めるときは即断即決

3、疲労を取る方法
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1、先延ばしをすると疲れる理由

1-1、ウィルパワー

ウィルパワーというものが原因です。ウィルパワーというのは、思考や感情などをコントロールする力なんですが、一日に使える量に限りがあります。意志決定をしたり、集中をするとこのウィルパワーが少しずつ減っていきます。

仕事、旅行のスケジュール、結婚式、進路、高い買い物などで迷った時にもの凄く疲れた経験はありませんか。これは、ウィルパワーを消費して、疲れたことが原因です。決断をするには集中力が必要で、一つ決断をするたびに疲れていってしまうのです。

そして、恐ろしいことに決断の大きさに関係なく、決断をするごとにウィルパワーは削られていってしまいます。スティーブ・ジョブスが毎日同じ服を着るのも納得です。服を選ぶにもウィルパワーを使うので、集中力を削られてしまうのですから。

1-2、決定疲れ

決定にはウィルパワーの消費がともないます。では、決定をせずに”先延ばし”をしたらどうなるのでしょうか。”先延ばし”をすると、後回しにしたことを無意識のうちに気にした状態が続きます。頭の中ではどうしようと考え続けるため、ウィルパワーは消費され続けていきます。これを決定疲れと呼びます。

この決定疲れこそが、先延ばしによる疲労感の原因です。

ちなみに、ウィルパワーを使い切ってしまうと、自然と決定を先延ばしにしてしまいます。そのため、負のスパイラルにおちいり、先延ばしが先延ばしを呼ぶ事になります。
負のスパイラルになったら、ウィルパワーを回復させることを優先しましょう。ウィルパワーは睡眠、食事、運動などで回復します。回復したら、早めに先延ばしを処理しましょう。

自己肯定感が低い人は先延ばしした自分を責めてしまう傾向があります。自分を責めるとさらに先延ばしに拍車がかかることが証明されています。そのため、先延ばしをする自分を責めるのではなく、早く寝るなどをしてウィルパワーの回復に努めましょう

2、先延ばしをやめる方法

2-1、バッチ処理

バッチ処理とは、仕事中に気になった雑用や細かい作業をまとめてやる方法です。

例えば、仕事中に気を使う相手からメールが来たとします。そしたら、メモにメールを返信することと書いておきましょう。メモは手書きでも、スマホでもなんでも大丈夫です。ここで大切なことは、頭の中から雑務をなくすことです。

そして、時間をつくり雑務を当日中に終わらすようにしましょう。翌日に残してしまうと先延ばし状態になってしまいます。

自己肯定感が低いとメールなどの返信に神経を使います。相手からどう思われるかを常に気にしてしまうためです。そのため、他の業務をやりながらメールを処理するより、メールに集中する時間を作って作業した方がよいでしょう。

また、メールを返信する気力がでないと思ったら、とりあえず1行でも書き始めましょうやる気というのは、実際にやらないと出てこないものです。「お世話になってます」の1行でもいいので、書いてみましょう。

2ー2、姿勢を正す、変える

ウィルパワーの供給源は脳の前頭葉です。その前頭葉に必要なのは、血液中の酸素と栄養です。姿勢を正すことによって、肺からの酸素の吸収が良くなります。また、血液の循環も良くなっていきます。

猫背の状態を想像するとイメージがつきやすいかもしれません。猫背だと首、肩、腰が凝って血液循環が悪くなります。そして、胸が圧迫されているためうまく呼吸ができないのです。

もし、あなたが普段から足を組んでいたり、肩肘をついたり、猫背なら姿勢を変えるようにしてみましょう。姿勢を正そうと意識をするとウィルパワーを増やすことができるのです。

また、疲れてきたら、立ってみるのもよいでしょう。立っていると判断力や集中力が上がることがわかっています。

姿勢を正したり、変えたりすることで、決断力と集中力があがります。決断力と集中力をうまく使い先延ばしをしないようにしていきましょう。

2-3、選択を減らす、決めるときは即断即決

ウィルパワーは選択によって消費されていきます。そこで、選択肢を普段から減らしていくのも重要です。ジョブズまではいかないにしても、何曜日にどの服を着るかをルーチン化しておくというのはウィルパワーの温存するには良いことです。

また、ウィルパワーを最も節約するのは習慣化です。イチローのように、作業をルーチン化してしまうとウィルパワーを節約でき、必要時に発揮させることができます。

そして、決断をする必要に迫られたら、その場で決めてしまいましょう
というのも、決めるか決めないかを決めるのもウィルパワーが必要なのです。「後で決める」を決めるのに、ウィルパワーを消費するのは正直もったいないです。

あとで、決断をすることは先延ばしの原因になってしまいます。決断を減らし、必要時にしっかりと決めることで、重要な決断を先延ばししないようにしましょう。

3、先延ばしによってできた疲労を取る方法

先延ばしによってできた疲労をとる方法をご紹介します。
ずばり睡眠を取るようにしましょう。

ただ、睡眠をとるにしても、仕事やプライベートでこれ以上睡眠を増やせないのが現状でしょう。そこで、パワーナップという仮眠を紹介します。アメリカなどではかなりメジャーな方法で、グーグル、NASA、アップルなども導入しています。

やり方はシンプルで、机につっぷして15分程度寝るだけです
☆ただし、寝るといっても完全に寝るわけではありません。あくまで、目を閉じ呼吸のペースを落とすだけです。そうすると、脳は寝ていると錯覚し、しっかりと休むことができるのです。☆

まとめ
先延ばしをすると疲れる理由は、前頭葉の使い過ぎによるものです。先延ばしをすると、脳はやり残した事を考え続けて疲労してしまいます。
そこで、先延ばししやすい雑務は時間を決めて集中して処理をしてみましょう。また、姿勢を変えたり、選択を減らすことで脳の負担を減らすことができます。気が重くて手がつけにくいことは、少しでいいので初めてみましょう。
もし、先延ばしによる疲労がある場合は、パワーナップを試してみましょう。

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