マインドフルネスジャーナリングを受けてカフェで大号泣

「本当の自分はこんなことを考えていたんだ・・・。何十年も気がつかなかった。マインドフルネスジャーナリングはまるで心のデトックスですね。」

それは、つい先週のことです。マインドフルネスジャーナリングというものに興味があり、勉強会に参加しました。会場はおしゃれなカフェで、講師とマンツーマンの授業でした。カフェといっても、かなりの広さがあり、人もまばらで勉強をするには問題のない状況です。

軽いあいさつをして、最初はカウンセリングからスタート。
まずは、困っていることなどについて詳しく話を聞いてもらいました。

[st-kaiwa3]講師「何か気にかけていることはありますか?」[/st-kaiwa3]

[st-kaiwa2]生徒「自己肯定感の低さを気にしています。」[/st-kaiwa2]
[st-kaiwa3]「具体的にどんな時にそう感じますか?」[/st-kaiwa3]
[st-kaiwa2]「人と話している時に、相手の考えに自分を合わせてしまいます。例えば、AとBのどちらかを選ばないといけない状況があったとします。自分は100%Aが正しい答えだとおもっているのに、相手がBが良いというと納得できていなくても、無条件でBを選んでしまいます。」[/st-kaiwa2]
[st-kaiwa3]「それはいつ頃からですか?」[/st-kaiwa3]
[st-kaiwa2]「小さい頃からです。」[/st-kaiwa2]

[st-kaiwa3]「思考は6歳までに決まることが多いです。小さい頃の話を詳しく聞かせてください。」[/st-kaiwa3]

家庭の事情などを詳細に話をしていきました。両親からの虐待、5歳児の時に感情を捨てるという決意をしたことなど細かく説明をして、カウンセリングは終了しました。

そして、いよいよマインドフルネスジャーナリングについての説明へ。

[st-kaiwa3]「マインドフルネスとは注意深く気づいて、心穏やかで集中している状態と言われています。そして、いまここにあるという感覚を持つことが大切です。いまここにいるという感覚がありますか?」[/st-kaiwa3]
[st-kaiwa2]「あまりない気がします。日常生活を送っていると雑念が浮かぶことが多い気がします。そして、いまここにあるという感覚がよくわからないです。」[/st-kaiwa2]
[st-kaiwa3]「人間は過去の失敗や未来の不安を感じやすい生き物です。過去や未来に対して不安や恐怖を感じると、思考にモヤがかかってしまいます。不安や恐怖から、雑念が浮かんでくるのです。趣味などに集中していると余計なこと考えないと思います。あの状態をイメージしてもらうといまに集中する感覚がイメージしやすいと思います。」[/st-kaiwa3]
[st-kaiwa2]「なるほど、趣味とかに集中している状態の感覚ならわかる気がします。確かに集中していて、雑念はでてきませんね。夢中になっていると過去の後悔や未来の不安もありません。」[/st-kaiwa2]
[st-kaiwa3]「理解して頂けて良かったです。現代人は今に集中することが苦手だと思います。」[/st-kaiwa3]
[st-kaiwa2]「なぜですか??」[/st-kaiwa2]
[st-kaiwa3]「現代は情報があふれているので、気持ちの整理ができず集中できない状態にあるのです。本来は、インプットとアウトプットを同程度にすることで、心の整理ができます。しかし、SNSなどに触れるほどインプット過多になり気持ちが落ち込んでしまうのです。」[/st-kaiwa3]
[st-kaiwa2]「確かに、SNSは見ることが多いですね。情報の発信をすることもありますが、圧倒的に見る専門です。しかも、SNSに投稿している内容は、すごい体験をしたなどの報告が多く、他人と自分を比べて落ち込んでしまうこともあります。」[/st-kaiwa2]
[st-kaiwa3]「SNSはなるべくみない方がいいとは思います。あとは、アウトプットの時間を少しでも増やすことをお勧めします。そして、アウトプットをするのに最適な方法の一つが、マインドフルネスジャーナリングです。」[/st-kaiwa3]

[st-kaiwa2]「なるほど、面白そうですね。早くマインドフルネスジャーナリングを実践してみたいです。」[/st-kaiwa2]

[st-kaiwa3]「わかりました。ただ、マインドフルネスジャーナリングのについての詳しいやり方などの説明の前に大切なお話をします。」[/st-kaiwa3]
[st-kaiwa2]「はい、お願いします。」[/st-kaiwa2]
[st-kaiwa3]「これは、日常でのマインドフルネスにも関係してくるのですが、自分の思考や感情をジャッジしないようにしましょう。」[/st-kaiwa3]
[st-kaiwa2]「ジャッジとは??」[/st-kaiwa2]
[st-kaiwa3]「例えば、満員電車で隣の人とぶつかって、必要以上にイライラしたとします。会社についてもイライラが収まらず、仕事に集中できません。そこで、自分はなんで感情のコントロールができないのだろう。ダメなやつだ。。。と自分の感情に対して良いや悪いと判断をすることです。」[/st-kaiwa3]
[st-kaiwa2]「その経験はありますね。なんか負の連鎖をしている感じがします。」[/st-kaiwa2]
[st-kaiwa3]「怒りや悲しみなどのネガティブな感情がでるのは自然なことです。自分の感情を受け入れて、しっかりと感情に寄り添ってあげましょう。ネガティブな感情をジャッジして、”こんな感情を感じる自分はダメなんだ・・・”なんて考えると負のスパイラルに陥り安いです。」[/st-kaiwa3]
[st-kaiwa2]「なるほど、いいことを聞きました。」[/st-kaiwa2]
[st-kaiwa3]「事実は事実としてありのまま受け止めましょう。俯瞰をして見ることが必要です。俯瞰して見ることが難しい場合、あこがれの人ならどう考えるだろう?? とか、他人に同じことが起きたらどう感じるだろう??など 考えてみると良いと思います。でてきた感情をジャッジせずに受け流していきましょう。」[/st-kaiwa3]

マインドフルネスジャーナリングのやり方について
[st-kaiwa3]「マインドフルネスジャーナリングとは、書く瞑想と言われています。心の中に思っていることをひたすら書き出していきます。制限時間を設けて、時間がくるまで書くことをやめません。」[/st-kaiwa3]
[st-kaiwa2]「どのくらいの時間やればよいですか??」[/st-kaiwa2]
[st-kaiwa3]「時間設定は自由ですが、5分程度がお勧めです。テーマは自由で自分の整理したことを思いのまま書き出してもらいます。そして、書き出した内容に対して、俯瞰した状態で、何を感じたか?や気がついたこと!などを5分で書き出します。」[/st-kaiwa3]
[st-kaiwa2]「テーマに沿って、思いついた内容を5分書き。次の5分で、書きだしてみてどう感じたか。どう思ったかなど俯瞰しながら書くのですね。」[/st-kaiwa2]
[st-kaiwa3]「はい、書き出すことで、自分を再発見することができます。思考の偏りがあれば偏りの傾向も発見することができます。自己認知して自己発見する練習になります。自己認知は大切で、自分自身への考え方が他人に接する態度につながります。自分自身を大切にできない傾向の方は、他人も大切にしない傾向にあります。自己認知をして、思考の傾向をしることで、人間関係が変わることもあるのです。」[/st-kaiwa3]
[st-kaiwa2]「その傾向はあるかもしれません。私は特に自分を大切にするのが苦手です。自分のことはどうでもよいと思って生きています。他人を優先して生きている気がしていましたが、よく考えてみると、他人も大切にしていなかったのかもしれません。」[/st-kaiwa2]
[st-kaiwa3]「まあ、とにかくマインドフルネスジャーナリングをやってみましょう。どんなテーマでやりたいですか?幼少期の話してくれた内容でしょうか。」[/st-kaiwa3]
[st-kaiwa2]「・・・そうします。。。」[/st-kaiwa2]

心の中ではやりたくはなかった。。。つらくて書くことなどできないのだ。。。ただ、今やらずにいつやるのだろう。重い腰を上げてやってみることにした。

スタートして、2分くらいほとんど書くことができない。
[st-kaiwa3]「箇条書きでもなんでもいいです。とにかく思いついたことを書いてみてください。」[/st-kaiwa3]
私は、そんなこといってもかけないよな。。。と思いつつとにかく書き進めていった。すると、自分でも忘れていた記憶が思い出されてきた。

つらくて、心に蓋をしていた感情がどんどんあふれてくる。止めるのが難しいくらいあふれてくるのだ。気がついたら15分くらい経過している。本来ならとっくに終わりの時間だが、書き足りない。心にこんなに吐き出したいことがたまっていたとは思わなかった。気持ちと一緒に、涙が大量にでてきた。心のデトックスそのものだった。

すべて出し切り次の俯瞰した状態で、どう感じたかを書いていった。
何十年と気がつかずにいた心の奥底の記憶や感情を出すことができて感謝でいっぱいである旨を書いていた。

その後はとにかく講師に感謝しっぱなしだった。静かなカフェでおじさんが号泣してしまった。恥ずかしい気持ちよりも、ずっと心にしまっていた感情をだせた喜びが強かった。
この体験は一生忘れられないものになる気がする。体験してから、数日経つが未だに当時の感動は鮮明に残っている。

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