一人でもできるストレス軽減法

以前「ストレスを乗り越えるには」という記事で、乗り越える一つの形として援助(サポート)を挙げました。今回は、一人でもできるストレス軽減方法をご紹介します。
ずばり、「瞑想(めいそう)」です。

「瞑想」と聞くと日本人のみなさんはちょっと怪しげなイメージを持たれるかもしれません。

しかし、アップル創業者のスティーブ・ジョブズや、マイクロソフト創業者のビル・ゲイツが瞑想の実践者だったのは有名です。
また、グーグルのような巨大企業でもその効果が実証されつつあります。

アメリカだけではありません。
Yahoo、メルカリなど日本の企業でも徐々に広まってきていますし、パナソニック創業者の松下幸之助も実践者として有名で、最近だと様々な脳科学者やメンタリストDaiGoさんも瞑想を実践しているといいます。

瞑想と聞くと「そんな面倒なことをしなくても、ただぼーっとしているだけでいいんでしょ?」と考える人も多いでしょう。
また、近年話題になってきたのをいいことに、宇宙と繋がろう!とか気功、チャクラ、天使、悪魔などオカルト、悪徳商法のようなものへ誘おうとする一部の人間もいます。

ここでひとつ、科学的な話に入ります。
しばしば言われることですが、人間の脳の重さは体重の約2%、と言われています。
では、脳はどれくらいのエネルギーを消費しているのか。それは1日の全エネルギーの20%程度だといわれています。

重さはたった2%なのに20%ものエネルギーを使う!
それが私たち人間の脳なのです。
なぜこんなにもたくさんのエネルギーを使うのか。

これには諸説ありますが、米ワシントン大学セントルイス校の神経学者マーカス・レイクル教授が提唱したデフォルト・モード・ネットワーク(DMN)の存在が大きいのではないかといわれています。

DMNとは内側前頭前野(ないそくぜんとうぜんや)、後帯状皮質(こうたいじょうひしつ)、下頭頂小葉(かとうちょうしょうよう)など、複数の脳部位から構成される脳回路です。
この部分は脳が意識的な活動をしていないときにも働く役割を担っています。

自動車のアイドリングのようなもの、と説明すれば分かりやすいでしょうか。人間の脳は常にエンジンがかかりっぱなしで、止まることのない器官なのです。(というか止まってしまっては、死んでしまいます)
驚くのは、このDMNのエネルギー消費量が、脳全体の消費エネルギーの60~80%を占めるといわれていることです。

つまり何かに集中することなく、ただぼーっとしているだけでも、このDMNが過剰に働いていれば、どんどん脳は燃料を消費していくのです。
逆に、何か意識的な作業をするにしても、追加で必要になるエネルギーは5%ほどだそうなので、いかにDMNが食いしん坊な脳回路なのか、という事がわかります。

マインドフルネスという言葉を聞いたことはあるでしょうか?
日本でもここ最近、瞑想とともに普及してきている単語かと思います。
マインドフルネスとは、一言で説明すれば「瞑想などを通じた脳の休息法の総称」です。

マインドフルネスのやり方、効果などは過去の記事にも書いてありますのでそちらをご覧ください。

マインドフルネス

http://zenfull.chu.jp/mindfullness/

マインドフルネス やり方

http://zenfull.chu.jp/how-to-maindfullness/

 

先日、春分の日を日を迎え、新年度への期待が高まります。
新たな気持ちでスタートできるよう、まずは脳をリフレッシュさせて気持ちのいい毎日を迎えたいですね。

余談ですが、ゼンフルネスの名前の由来もこのマインドフルネスから来ています。
現在は、SNSの時代です。FACEBOOKやTwitterなどを見ていると人との違いを目の当たりにしてしまいます。

その結果、人と比べて身体的に劣っているとか、人とうまく接することができないとか。他人は楽しそうに過ごしているのに対し、不安なことや悩みがあって一歩踏み出せないとか、いろんな悩みがあると思います。

悩みを放置していると頭の中が悩みでいっぱいになってしまいます。ちょうどDMNがエネルギーを消費するように、悩みごとを考えたり自分を責めることにエネルギーを消費してしまう。そういう方が多いように感じています。

そこで、情報の発信・アイテムの提供・カウンセリングなどを通して、悩みを解決していければと考えました。悩みを解決することで、悩みにエネルギーを消費する状態を脱して、ライフワーク・夢・理想的な生活に向けて集中して頂きたい。

雑念(悩み)でいっぱいの心から、本当にやりたいことに集中して心を満たして欲しい。
そんな願いを込めて、マインドフルネスから連想しゼンフルネスと名付けました。

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