相手に合わせてしまう理由は自己肯定感の低さから

相手に合わせてしまう理由は自己肯定感の低さから

自分はこう思っているけど、相手の言うことに従ってしまう。
皆でAかBのどちらが正しいかと議論になった場合。絶対にAが正解だと知っていても、9割の人がBを正解だと主張したら、Bを選んでしまう。

会議中などに、突然あなたの意見は?と聞かれて頭が真っ白になってしまう。
そんなことはないでしょうか。自分の性格だから仕方ないと思って放置していませんか。

この相手に合わせてしまう原因の多くは、自己肯定感の低さが原因です。
今回は自己肯定感の低い原因と自己肯定感を高める方法をみていきましょう。

自己肯定感が低いとなぜ他人の意見に従ってしまうのか。
まずは、自己肯定感が低いとなぜ他人の顔色を伺いながら生活をしてしまうのかです。
自己肯定感が低い人は主軸が自分ではなく、他人を主軸として考えているのです。

主軸が自分の場合は、自分は何がしたいのか?自分が楽しいことは何かが大切になります。
一方、主軸が他人の場合は、相手から見て自分はどう映るのか?頼りにされているのか?大切に思われているのか?が重要になってきます。

自分の事を肯定することができないため、他人からの承認を得ることで自分を肯定しようとするのです。しかし、他人からの承認など、簡単に得られることはできません。
そこで、相手の意見に従ったり、相手の喜ぶことを最優先でしてしまうのです。

しかし、他人の意見を最優先に考えて生きていくのは楽ではありません。だんだん息苦しく感じてしまうのです。そして、他人との関わりを減らそうと考えてしまうのです。

自己肯定感が低い理由
では、そんな大変な思いをしながらも、なぜ他人軸で生きているのでしょうか。
その原因は思春期や幼少期にあることが多いのです。

思春期は周りの目が気になり始める時期です。多感な時期なので、大人になれば些細なことでも非常に心が傷ついてしまうことがあります。
例:ショックなこと、恥ずかしいこと、仲間はずれ、失恋などです。
・宿題を忘れて先生から怒られた。
・みんなの前で意見を言ったが受け入れられなかった。
・クラスで笑われてしまった。
・2股をかけられていた。
・クラスの中で目立っていたため、嫉まれて仲間はずれにされてしまった。
そういったことがあると自分に自信がなくなってしまいます。自信がなくなると気力がなくなり、物事がうまくいかなくなります。悪循環におちいっていくのです。

また、目立つことで仲間はずれになるため、自分を出さないようにします。なるべく他人と同じように、個性をなくして生きていきます。他人からどう思われるかを気にして、他人軸で生きるようになるのです。

幼少期で多いのは
・感情的な親の場合。親の感情の起伏が激しく、ご機嫌と思っていても、急に怒り出すということがおこります。親の機嫌を一定に保つために絶えず親の顔色をみていきていくようになります。
・過干渉な親。過干渉な親は子供のためと言いながら、親の意見を通します。「危ないからやめましょう。」「あの人は恋人としてふさわしくない」こういう状況にいると親に従わざる負えなくなり、いずれ自分の意見がなくなっていきます。
・両親がけんかばかり。親が怖い。
家の中が安心できず、常に緊張状態が続きます。なるべく親を刺激しないように生活をするため、常に親の機嫌を気にしてしまいます。

他にも、色々な原因が考えられますが、多そうな事例を挙げてみました。

自己肯定感を上げるには
まず、自己肯定感とは、ありのままの自分を認める気持ちをいいます。自己肯定感が高い人は、うまくいかないことがあっても自分を責めません。「そんなこともあるさ。」と気軽に受け止めます。謝罪すべきところは謝罪し、反省して次に活かします。

しかし、自己肯定感の低い人は自分を肯定できません。うまくいかないことがあると、「自分がいけなかった。」「もっと自分が頑張っていればよかった。」「なぜ自分はダメなんだ。」と自分を責めることばかりです。しかも、長い事ひきずってしまうのです。

自己肯定感を上げるには、
・褒められたことを思い出しましょう。
「そう言われても、褒められたことがないよ」という方もいるかもしれません。しかし、覚えていないだけで実は沢山褒められているのです。自己肯定感が低いと褒められることより、注意されたことばかり記憶に残ってしまうことが多いです。
例「仕事頑張っているね。以前に比べて凄く成長している。最近の君は頼りになるよ。」と言われても、では以前の自分は頼り無かったのか…。などとネガティブに捉えてしまいがちです。

まずは、褒められたことを思い出しましょう。また、褒められた場合は素直に受け入れるようにしましょう。

・自分の感情を受け入れましょう。
自己肯定感が低い人は、自分の感情を素直に受け入れるのが苦手です。
例えば、自分の嫌いな人が周囲から賞賛されている場合。自分はイライラしているが、周りは褒めているから自分も称賛しなければと考えてしまいがちです。

そして、他人を認められない自分を責めるのです。感情は全てコントロールすることはできないので、受け入れるようにしましょう。

・自分の味方になりましょう。
自分のことを大切な友人や恋人として接してあげましょう。例えば、友人が大きなミスをした場合、きっとあなたは「大丈夫!!そういうこともあるよ」なんてやさしく声をかけてあげるでしょう。

しかし、自分がミスをした場合は激しく自分を叱責するでしょう。自分が失敗した場合も、他人に接するように自分に声をかけてみましょう。

まとめ
自己肯定感が低いと他人の意見に従いやすくなってしまいます。
自己肯定感が低い理由は、幼少期の親の影響・思春期の失敗、仲間はずれなどにより生じることが多いです。自己肯定感を高めるために、褒められたことを思い出しましょう。自分のネガティブな感情も否定せずに受け入れてあげましょう。そして、常に自分の味方になってあげましょう。
そうすることで、自己肯定感を上げることができます。

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